12名の酪農家が加盟する協同組合が生産する牛乳です。
私たち大内山酪農は、三重県南部の大紀町大内山で組合を起こして75年を迎えます。現在12名の生産者が牛乳の生産に励んでいます。
設立当初から「良質な牛乳づくりは健康な牛作りから」を合言葉に、乳牛の健康を第一に考えた牛乳づくりに取り組んでまいりました。
おかげさまで、こうした姿勢をご評価いただき、三重県下では「おいしい地元の牛乳」として多くのお客様にご利用いただいています。
酪農から製造まで一貫生産
乳牛の飼育から製造までを一貫して生産しているため、工程間のやり取りがスムーズで品質も安定しています。また、消費者の声を生産現場へフィードバックし、品質が向上しやすい体制となっています。
オール三重体制による素早いご提供
大内山牛乳は生産・集乳・製造・配送から消費に至るまで、すべて県内で行われるため、搾乳を行ってから消費者の手元に届くまでの時間が極めて短く、新鮮さを保ったまま美味しく味わうことができます。
- 販売店53店弱の内、95%が県内
- 酪農家12名の内、100%が県内
フードマイレージとは?
フードマイレージとは食料の輸送距離のことで、産地から消費者の食卓に並ぶまでの輸送にかかったコストのことです。
遠く離れた産地から届く食料は、輸送や保管に石油などのエネルギーが使われ、CO2や窒素酸化物が多く排出されてしまいます。大内山酪農の生産農家はすべて三重県内にあり、牧場から工場に近いと新鮮なだけでなく環境に優しい牛乳なのです。
HACCPに基づいた衛生管理
食品の安全認証であるHACCPを取得した衛生的な環境で製品を作っています。又、独自の管理システムにより、酪農家の生産段階から工場での製造の各過程を管理しています。
HACCPとは
大内山酪農はHACCPシステムを導入しています
JFS-B規格
JFS-B規格は、日本で開発された食品安全規格です。マネジメントシステム(FSM)、ハザード制御(HACCP)、適正製造規範(GMP)の3つの要求事項の層で構成されています。
この要求事項に沿った安全管理がなされているかどうか第三者機関が審査(監査)を行うことで、食品を取り扱う事業者において、安全な食品を製造し、そして消費者へ届けるためのマネジメントシステムが構築・運用されていることを確かめることができます。
5S活動
5S活動とは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけからなる、製造業の生産現場ににおいての工場改善の基本となる考え方です。
業務効率の向上、安全性の確保、快適な職場環境の実現を守るべく、積極的に社員一丸となって5S活動を推進しています。
大内山酪農では、年一回の5S活動発表大会や、5S標語コンクールを行い、優秀者を表彰するなどして、積極的に5Sの仕組みを活用しています。
厳重な品質管理
慎重に慎重を重ねても、1日に製造される数万の製品1本1本を作業員の目で確認することは困難ですが、大内山酪農では、製品内への機械部品等の金属混入や量目不足・賞味期限印字の不良などの商品事故を未然に防ぐため、それぞれの装置によって、1本1本を監視しています。
安心のセキュリティ
監視カメラによる24時間監視体制
約20台の監視カメラによる24時間の監視体制で、外部からの侵入に対して迅速に対応出来る体制を整えています。
赤外線センサーによるセキュリティ
外部からの侵入を防ぐため、工場内の各所に赤外線センサーを設置し、警備会社と連携することでセキュリティを高めています。
品質を確信するために
工場では、確立された作業・衛生管理マニュアルに沿って製品作りが行われており、その成果は製品の品質となって現れ、また、評価されます。
原料乳の受け入れから完成した製品、そして賞味期限終了時点での品質を各種理化学検査によって確認します。それは製造者とって自ら作った製品の品質を確信する瞬間でもあります。
主な検査項目
- 抗生物質の残留検査
- 細菌検査
- 成分検査
- 比重検査
- 酸度検査
学校給食に採用
三重県のおよそ68%で提供されている大内山牛乳。大内山酪農は子どもたちの健康を育んでいます。
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県内総小学校数521校の内、
68%の356校が大内山牛乳
※2021年現在